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LJL専属キャスターのeyes氏、Revol氏にインタビュー 「LJLのこれまでと近未来」

インタビューアー : mizuiro


League of Legends の大会「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2015(以下、「LJL2015」) SEASON2 FINAL」が終了し、LJL2015のクライマックスである「LJL2015 GRAND CHAMPIONSHIP」が控えたこの時期にLJLの楽しみ方、今までの振り返り、「LJL2015 GRAND CHAMPIONSHIP」の見どころなどを語っていただいた。

インタビュー中も和気藹々としていて、eyes氏とRevol氏の仲の良さが伝わってきた。

話し手:eyes氏(写真右側)
LJL2014の最初から実況として活躍中。

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話し手:Revol氏(写真左側)
ブログにLJLの観戦記事を書いていたところeyes氏に誘われ、LJL2014 SUMMER から解説となる。
(LJL2014は、WINTER,SPRING,SUMMERの3シーズン。)

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― LJLに来たことがないLoLファンもいると思いますが、LJLの楽しみ方を教えてください。

eyes氏

LJLも選手をかっこよく魅せられるように様々な工夫しています。
おそらく、グランドファイナルの動画も当日がすごく楽しみになるような、ムービーを作る予定です。
当日もファンのみなさんが楽しんでいただけるようなコンテンツやファンサービス(スペシャルなお土産など)もあります。

Revol氏

LJLの楽しみ方というと、一人好きなプレイヤーを作るとより楽しむことができるのかなーっと思います。
好きな選手を作って、その選手が活躍するか、しないかも楽しめて、活躍を阻止する選手をも気になるじゃないですか。きっかけとしてはそういう好きなプレイヤーを一人作るのがいいのではないでしょうか。
LJLでは、昨シーズンeyesの目という形でeyesの目に選手が出ていて好きになるキッカケのような番組も行っています。
他には各個人のtwitterなどがありますから、そこで好きになってもらえると取っ掛かりとしてはいいんじゃないでしょうか。

eyes氏

君(Revol氏のことを指して)、いいこと言うね!(笑)

 


― LJL2年目ですが、振り返っていかがですか?ざっくりですみません。

eyes氏

いろいろ有りました。どの部分を話したらいいんだろう。1年目で得たものと2年目で得たものは違うと思います。
1年目は選手がプロ意識が低くて、オーディエンスも盛り上がり方がわからなくて、どうやって盛り上がったらいいのか、どこで拍手したらいいのか、わからなかった、1年でそれをまず作れた。
2年目は、LJLは、世界への挑戦権をRiot games(制作元会社)から得られて、選手たちが徐々にプロ意識を持ち始めたシーズンだったと思います。チームとして苦悩したシーズンだったのかな、と思います。

― 途中から観客の雰囲気も変わったというターニングポイントはありますか?

eyes氏

LJL2014で WINTER最終戦からSPRINGの開幕戦まで2週間しか開かなくてオフラインにお客さんが来てもらえなかったことがあり、SPRINGの最終戦はオフラインやらなかったんですよ。
それで、SUMMERの開幕戦をオフラインにしたんですよ。その時に「まってたぜー!」という盛り上がり方。
ここで固定ファンがついたんだと思います。
それに加えて、東京ゲームショウでは、ドラゴンが取れたとか、タワーが取れたとか、それに対して拍手や歓声が上がっていたので、そこがターニングポイントかなと思います。

Revol氏

振り返ってかー・・・始めたとき、ぼくの時、夏から始めたんですけど、てんやわんやであまり記憶に残ってないというか・・・。

eyes氏

オーディエンス出来上がってたでしょー!

Revol氏

みなさん優しかったですけど、あっぷあっぷ過ぎて記憶に残ってないので振り返れない・・・。

― ・・・では、今年は?

Revol氏

2015は昨年のLJLSUMMERの経験や、東京ゲームショウでの経験もありましたし、SEASON1FINALはすごく大きいところでやったじゃないですか。
規模感が一気に今年に入って広がったのかな。やっぱり世界につながったというのがあると思います。
2014年から1年間しっかり戦い抜いたチームが2015年も残って、戦ったということもあり、土台がしっかりして、一気に花開いたのかなと思います。


― LJL2015 GRAND CHAMPIONSHIP のマッチアップはLJL2015 S2 FINAL と同じマッチアップですが、見どころを教えてください。

Revol氏

DetonatioN FocusMe は、MIDのCeros 選手、ADCのYutapon選手が チームの核になっています。
残りの3人がどう活かすか、が鍵になっていると思います。
TOPのBonziN選手は決まっているのですが、JungleとSupportの選手を残りのGRAND CHAMPIONSHIPに向けて変えていくのか、それともLJL2015 S2 FINAL と同じメンバーで仕上げていくのか、ここが一つ注目ポイントだと思いますね。

一方、Ozone Rampageは、メンバーずっと5人で固定してやっていたんですが、LJL2015 S2 FINALの2戦目でJungleを交代しました。
変えたことでチームのプレイスタイルの幅も広がった。今まではアグレッシブに最初からガンガン仕掛けていくことが多かったんですけど、新しいJungleの方が入った時にゆっくりとした試合展開になったんですよ。
これでメンバー交代をしながらチームの戦術の幅を広げてくるのかなって、ここが一つの注目ポイントだと思いますね。

― 今シーズンのOzone Rampageの強さが目立ちましたが何が要因だったと思いますか?

Revol氏

やっぱり、5人のチームゲームなのでコミュニケーションを密に取れているかだけでもずいぶん違うと思います。
たぶんですけど、Ozone Rampageのコミュニケーションの取り方は、しっかりと取決めた上でそれを続けてるからこそ、どんどん質が高まっている、だからこそ、チームとして非常に強いという形になっているんではないでしょうか。

― Ozone Rampageの仲良さが影響しているということですかね。

Revol氏

そうですね。

 

― 注目する選手を両チームで一人ずつあげるとしたらどの選手になりますか?

Revol氏

やっぱりLJL2015 S2 FINALと同じように、TOPレーンの二人が注目ポイントになりますね。
つまり、BonziN選手とAMUSE選手。
LJL2015 S2 FINALでDetonatioN FocusMeが勝った試合があるじゃないですか。
あの試合は、BonziN選手の方が集団戦に参加するのがその試合だけAMUSE選手より早かったんですよね。
それは本当に1、2秒なんですが。その1、2秒の差でDetonatioN FocusMeが勝ったんですよ。
ですから、このTOPレーン、どちらが先に集団戦に入れるか、一つポイントになると思います。
そこから見るとTOPレーンの二人がすごく重要な鍵を握っていると思いますね。


 

LJL2015の最終戦である GRAND CHAMPIONSHIP は、8月8日に開催される。
当日入場チケットもあるので是非足を運んでいただきたい。
そして、Revol氏のアドバイスにもある通り、好きな選手や好きなチームを探して応援してあげて欲しい。

お二方は、8月以降も、日本のチームが参加するRiot games主催の世界大会の公式配信などの予定があり、まだまだオフシーズンには遠いとのこと。
是非お体には気を付けていただきたい。

東京ゲームショウでも何かを考えているとのこと。
予定を開けておこう。


 

関連リンク

 

LJL公式サイト
http://e-sports-square.com/ljl/

GRAND CHAMPIONSHIP チケット販売サイト
http://e-sports-square.com/store/products/detail.php?product_id=37