eスポーツ大会「RAGE」に新種目『ストリートファイターV』が追加!カプコン初の国内リーグも発足 「”ストリートファイターをやっているとモテる”という状況を作りたい」
2016年4月19日、株式会社CyberZ(以下CyberZ)が運営するeスポーツ大会「RAGE」に、新競技タイトルとして株式会社カプコン(以下カプコン)が提供する「ストリートファイターV」を採用することが発表されました。
次世代型eスポーツイベント”RAGE”
RAGEは「複数ジャンルのゲーム最強王者を決める次世代型e-Sportsイベント」と銘打たれ、昨年末にスタートしたばかりのeスポーツ大会です。
RAGE第1弾ではMOBAタイトル「Vainglory」が採用され、「ベルサール秋葉原」(東京・秋葉原)で行われたGRAND FINALでは、作りこまれた「煽りVTR」や、来場者向け応援グッズの配布、さらにはサプライズとして国際リーグVIPLの準優勝チーム「Invincible Armada」が登場しエキシビジョンマッチを行うなど、その多彩な大会演出が話題となりました。
RAGE第2弾は「Vainglory」、「ストリートファイターV」の2タイトルを採用し、7月30日(土)、31(日)の2日間にわたって開催予定とのことです。競技種目、開催日数が増え、前回以上の盛り上がりが予想されます。
カプコン初の国内eスポーツリーグ
また、今回の発表ではRAGE出場につながるオンラインリーグとして「RAGEリーグ for ストリートファイターV」の開催も発表されました。
このリーグは「SUMMER SEASON」、「AUTUM SEASON」の2シーズン制を採用し、5月から毎週開催。トーナメント戦を勝ち抜いた代表者によってRAGEの舞台で決勝大会が行われます。また、リーグ参加プレイヤーはポイント制でランキングされ、シーズン上位者にはゲーマー活動のサポートも行われるとのことです。
カプコンが国内eスポーツリーグを開催するのは初の試みで、プロデューサー・杉山 晃一氏はリーグ開催の目的を「次世代プレイヤーの発掘・育成」とし、上位選手たちが憧れの的となり「”ストリートファイターをやっているとモテる”という状況を作りたい」と笑顔で語りました。
カプコンは”リーグ”として年間を通して大会を行うことで「ストリートファイターV」のeスポーツ競技定着を狙い、今後は大会によっては参加条件に年齢上限などを設け、若年層をはじめ幅広い世代への訴求を狙っていく方針とのことです。
これまで日本は格闘ゲーム先進国として多くの有力プレイヤーを輩出してきましたが、一方で若手プレイヤーの育成に苦戦してきた歴史があります。この問題は現在上り調子な他ジャンルにとっても「明日は我が身」と言える問題かもしれません。
今回のような取り組みが今後の格闘ゲームシーンにどのような影響を与えるのか、その動向に注目が集まりそうです。