eスポーツチーム「Team HarmoniX」新スポンサーを発表 eスポーツ支援団体「GRA-Nertwork」、WEB制作会社「DesignBombs」と契約締結
2016年10月25日、FPSゲーム「Battlefield 1」を競技タイトルとして活動するeスポーツチーム『Team HarmoniX』が新スポンサーを発表した。今回、同チームとスポンサー契約を締結したのは、eスポーツ支援団体「GRA-Nertwork」、WEB制作会社「DesignBombs」(本社・京都)の計2社だ。
DesignBombsはスポンサー契約締結に際し、「Team HarmoniX様や選手の更なるご活躍とe-Sportの発展に貢献できればと考え、今回の契約締結に至りました。」とコメント。また、GRA-Networkも「Team HarmoniX様メンバーのこれまでの活動、これからの目標などに感銘を受け活動をサポートさせて頂くことになりました。」とスポンサー支援の動機を語っている。
eスポーツ業界の病巣にメスが入るか
今回、2社との契約が同時に発表されSNS上で話題を呼んだが、中でも注目したいのはDesingBombsがチームに対して行う支援内容だ。
弊社は、関東・関西の企業・ショップを中心にウェブデザイン・マーケティング・コンサルティングを手がけているウェブサイト制作会社です。
特にBtoBやBtoCにおける、中小規模ビジネスのスタートアップには数多くの実績を残しております。今回、Team HarmoniX様へは、プロジェクトの目標達成やスタートアップには欠かすことのできない、
ウェブサイト制作をはじめマーケティング、コンサルティングなどインターネットプロモーションにおける戦略立案から具体的施策の実施支援まで、パートナーとして参画させていただきました。(スポンサー契約発表より抜粋)
これまで数々のeスポーツチームが乱立してきたが、どの団体も苦戦しているのが「プロモーション」だろう。
本来、スポーツ・ショービジネスの世界において、そのシーンに登場する演者・選手をキャラクター付けし、魅力的な演出(もちろん舞台演出に限らない)を施すことは必要不可欠だ。
だが、まだ若いeスポーツ業界では資金や人的リソースが不足しているチームが多く、そういった選手のプロモーションはこれまで後回しにされることが多かった。そして、そもそも論としてプロモーション領域のノウハウを持つ人材が業界に少ない、ということも一部で問題視されてきた課題でもあった。
そのため今後DesingBombsとTeam HarmoniXによって行われる取り組みは、国内競技シーンにとって、とても貴重なサンプルとなるだろう。ともすればチーム単体の問題解決に留まらず、業界全体が抱えてきたその病巣を取り除く糸口を見せてくれるかもしれない。
今後はTeam Harmonixのeスポーツ事業の運営手腕にも注目があつまりそうだ。