『LJL 2017 Spring Split』Round1レポート!因縁の対決の結果はいかに!
2017年1月20日(金)、『League of Legends Japan League(以下LJL) 2017 Spring Split』がスタート、開幕戦であるRound1が行われました。
Round1の対戦カードは、前シーズン『LJL 2016 Summer Split』のFinalと同じ『Rampage(RPG)』vs『DetonatioN FocusMe(DFM)』。
4年前のリーグ設立当初から熱い戦いを繰り広げてきた、いわば因縁の相手と言うべき両チームの対決はどちらが制するのでしょうか。
また、開幕戦に合わせてメディア向けのパブリックビューイングが行われました。そちらでの様子も交えながら書き綴っていきます。
ロースター
Rampage(RPG)
Top | Evi |
Jungle | Tussle |
Mid | Ramune |
ADC | YutoriMoyasi |
Support | Dara |
前シーズン王者であるRPGは、前回のメインスターターであった5人のうち2人が残留し、残る3人の枠には新規メンバーであるEvi選手、Ramune選手、YutoriMoyasi選手が加入しました。
特にMidのRamune選手は今回がプロとしての初試合になります。
DetonatioN FocusMe(DFM)
Top | Yutapon |
Jungle | Paz |
Mid | Ceros |
ADC | Zerost |
Support | viviD |
対するDFMは、RPGのTopであったPaz選手がJunglerとして加入し、スターターに加わっています。
また、かつてDFMからBlackEyeに移籍したADCのZerost選手が今シーズンからDFMに戻ってきました。
このメンバー変更がチームにどのような影響を与えるのでしょうか。

@2017 Riot Games, Inc. All right reserved.
↑ ビューイング会場には巨大スクリーンが設置されていました。映像はスクリーンとは思えないほど綺麗でした。
スクリーンに映る選手たちはリラックスしていて、選手達がよい雰囲気で過ごせている環境であると感じました。
今シーズンからは全試合が都内にある特設スタジオで行なれます。そのため、慣れない環境でプレイする選手達は緊張が残るのではないか?と考えていましたが、カメラに映る選手は笑顔が多く、適度な緊張感で臨めているように見えました。

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↑ 特にリラックスした様子だったPaz選手。
Match1
注目のMatch1。
前シーズンからのリーグの大きな変更点として、BAN枠が10個に増加したことが挙げられます。それに関連してBANの時間が30秒に短縮されたため、以前よりBANが辛いと話している選手も多いようです。

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↑ Match1のBANPICK。ダリウスBANはYutapon選手へのターゲットBANでしょうか。

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↑ 試合開始時の演出も新たに追加されました。表示された瞬間、会場では歓声が。
試合は17:40に大きく動きます。
TopレーンでYutapon選手を狙ってRPGが3人掛かりで仕掛け、それに加わろうとテレポート詠唱中のEvi選手が青側の中立モンスターを狩っているPaz選手を発見。すかさず詠唱をキャンセルしRamune選手と一緒に仕掛けにいきますが、viviD選手がランタンでPaz選手を救出。
それを追ってきたEvi選手を見事キャッチしたDFM、Botレーンから寄ってきたCeros選手も加わり2キルとMidのファーストタワーを獲得しました。

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そこから数度の集団戦が起こりますが、DFMの洗練されたポジショニングと十分に育ったキャリー陣のゾーニングにより戦線が分断されてしまい、RPGは劣勢に立たされてしまいます。そのまま戦況を覆すことが出来ず、Match1はDFMが勝利を収めました。
Match2
RPGとしては何としてでも勝利したいMatch2。

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↑ Match2のBANPICK。Match1と変わらずスレッシュをPickするviviD選手。
Match1でDFMに握られていたBot側の視界のコントロールを、立ち回りの修正により対応したRPGが序盤の有利を築いていきますが、その有利を生かしたMidレーンへのタワーダイブをCeros選手の見事なプレイで回避されてしまいます。
その後、Ceros選手のピックした”ジグス”が、そのタワー破壊性能を存分に発揮し次々とRPGのタワーを破壊します。

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有利を取り返したDFM、Zerost選手も素晴らしいスキルショット精度を見せ付け集団戦で圧倒します。
そんなDFMに負けじとRPG側も魅せます。バロンファイトでEvi選手が倒されてしまい後退する最中、Tussle選手が捨て身で飛び込み見事バロンスティールを成功させます。

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その後Midで起こった集団戦でもインビジブルと飛び込みを上手く使い、キャリー陣のフォーカスを集め続けます。続くエルダードラゴンも混戦の中しっかり抑え、流れはRPGに向いているように思えました。
しかし、その後の集団戦で惜しくも負けてしまい、人数差でそのまま押し切られてゲームエンド。
試合結果
Match1・2合わせて80分を超える熱い戦いは、DFMが2-0で制しました。
DFMは大幅なメンバー変更の無かった分、やはりチームとしての連携が一枚上手だったように感じました。
ただ、それを覆すポテンシャルを感じさせるプレイを数多く見せてくれたRPG。試合を重ねていくにつれ、より素晴らしいチームになっていくことでしょう。
次の試合は本日1月21日(土)、17:00より『SCARZ』vs『Rascal Jester』が、20:00より『7th heaven』vs『Unsold Stuff Gaming』が行われます。